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お肉を美味しく解凍するには、解凍時にドリップを出さない
（旨味や栄養を逃さない）ことが大切です。
気温の高い室内で常温解凍すると、一気に解けてしまうため、
ドリップの量も多くなってしまいます。
ドリップの量を抑えるためには、ゆっくり時間をかけて解凍すると良いでしょう。

凍ったままのお肉を水が入らないように2重にしたビニール袋に入れ、
氷水を入れたボウルなどに浸しておきます。
氷水の中は冷蔵庫よりも冷たく、ゆっくりと解凍することができるため、
ドリップの量は最小限に抑えられます。
また、冷蔵庫で解凍するよりも解凍時間が短くて済み、
500g程度のお肉であれば、30分ほどで解凍することができるでしょう。
さらに美味しく解凍したい時には、
途中で氷を足すと温度を一定に保ちながら解凍することができます。

お肉を調理するまで半日から1日ほど時間があり、手間をかけられない場合は、
冷蔵庫での解凍が簡単でおすすめです。
冷蔵庫の中は常に一定の温度のため、氷水の方法ほどは確実ではありませんが、
ドリップが出る量を抑えることができます。
冷蔵庫に氷温室（チルド室）がある場合は、そちらを利用すると良いでしょう。
また、調理する5分から10分ほど前に冷蔵庫からお肉を取り出し、
常温に近い状態にしておくと、調理後も固くなりにくく
美味しくお召し上がりいただけます。
普段でもこの方法なら、朝冷蔵庫にお肉を移しておくだけで
夕方にはスムーズに調理にとりかかることができます。

やむを得ず電子レンジで解凍したい場合は、
しっかりと凍った状態で解凍すると良いでしょう。
少しでも解けかけていると、解けかけの部分に電子レンジが反応し、
解凍にムラが出てしまいます。
また、お使いの機種にもよりますが、
解凍機能がある場合には利用するようにしてください。
電子レンジにかける場合は、ラップなどからお肉を取り出し、
クッキングペーパーに乗せて解凍しましょう。
解凍機能または100Wから200Wの弱加熱で2分ほど加熱し、
お肉の状態を見て時間を追加します。
途中で、お肉の上下を返してムラをなくせば、より美味しく解凍できます。

お肉は保存方法によって保存できる期限が異なります。
冷蔵庫で保存する場合のお肉の賞味期限は、
お肉の種類や形状、包装形態によって異なり、
空気に触れやすいひき肉が最も傷みやすくなっております。
また、鶏肉は水分量が多いため、豚肉や牛肉よりも傷みやすいのが特徴です。
たくさん購入した際には、すぐに使うものを冷蔵庫に、
後日分は冷凍庫に分けて保存するようにしましょう。